日本企業のCSR(社会的責任)は、稲作から始まった?
日付:2020年1月吉日
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日本人は、太古の時代から狩猟や海での収穫を控えめに、集落による稲作のお米でその生活を担って来たと思われます。
食するのに必要な稲を用意し、川の水を引き込み、地と天の恵みで稲はゆっくりと育てられ、収穫の際には集落みんなで稲刈りし豊穣を祝いました。
その農村集落が多くの社会を形成してきたと予想されます。
収穫したお米は、食する前に地域の神様に奉納し、食の恵みを感謝してきました。
さて、時代が変わり、政(まつりごと)が地域をお始める時代から豊穣とともお米での納税が始まったことと思われます。
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幕末後、それまで発行した官札や省札は、金との不兌換紙幣であったことから、金との交換義務のない紙幣の発行されました。
されど、世界的に金と交換する紙幣の発行が通例であったことから、国立銀行条例を制定し、兌換紙幣に移行したようです。
2年後の新1万円札に登場する渋沢栄一公がこの国立銀行を起こし、経済の基盤インフラを構想し、まさに幕末から明治の経済的進化を成し遂げられました。
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1944年、日本の軍事支出総額は対GDP比率で8.65倍、米国の対GDP比率は0.46倍という結果となりました。
現在のGDP(日本5兆ドル、米国20.5兆ドル)に換算し、当時の支出規模を円建て換算(1米ドル/@108円)で計算すると
日本の軍事支出総額が4,671兆円、米国が1,018兆円となります。
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項目 | 1942年 | 1943年 | 1944年 | 合計 |
米国 | - | - | - | - |
>GDP | 1,579 | 1,916 | 2,101 | 5,596 |
>軍事歳出 | 343 | 797 | 956 | 2,096 |
>対GDP率 | 21.72% | 41.60% | 45.50% | * |
日本 | - | - | - | - |
>GDP | 15 | 16 | 17 | 48 |
>軍事歳出 | 38 | 60 | 147 | 244 |
>対GDP率 | 244.16% | 382.05% | 864.71% | * |
(注1:日本の支出数値を1米ドル@5円で換算し、単位を億ドルで表記しました。)
(注2:表記されている数値は、米国国務省及び旧大蔵省が公表されている数値を参照に作成しました。)
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1934-1936年の物価を1とすると、戦後の1954年(昭和29年)当時に物価が301.8倍に上昇しました。
このデータは日銀の調査データからの引用ですが、戦後の預金封鎖がその原因のようです。
これは、預金の引き出し制限を設ける方法で、国内通貨の流通量を一気に制限した政府の緊急政策です。
さらに、財産税を課し、国民の預金は事実上、接収されました。
後に政府は新円を発行し、デノミネーションにより、急激なインフレーションを抑え込みました。
・昭和21年に発行された朝日新聞 | ・ | 戦時中に政府が発行した「志那事変の国債」 |
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